2020-12-03 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
特に公海域におきましては、国際規制の枠外でのIUU漁業活動が問題になっているというところでございます。 また、令和二年十月現在におきまして、地域漁業管理機関、RFMOと申しておりますが、これにおいて特定されたIUU漁船は二百七十七隻ございます。
特に公海域におきましては、国際規制の枠外でのIUU漁業活動が問題になっているというところでございます。 また、令和二年十月現在におきまして、地域漁業管理機関、RFMOと申しておりますが、これにおいて特定されたIUU漁船は二百七十七隻ございます。
一方で、公海における外国漁船によるサンマの漁獲が増えていることもありまして、平成二十八年以降、ロシアへ洋上販売することを基本として公海域での操業を開始したところでございます。しかしながら、昨年の公海操業では、漁獲が低迷したことにより採算が取れなかったというふうに聞いております。
例年ですと、漁場はまず公海域に形成されまして、夏にかけてロシア水域へ移動し、その後、日本付近を南下するということでございますが、近年の漁場形成が公海では早まるとともに、日本付近への来遊が減少して、沖合を南下してしまうというような状況となっているところでございます。その原因といたしましては、水温、海流などの海洋環境の変化が挙げられるところでございます。
先生から御指摘あった小型魚の漁獲につきましても、サンマにつきましては、我が国の調査研究によりまして、東経百六十五度から百七十度辺りから東側の公海域におきましては小型魚の分布が特に多いということが判明しております。この科学的知見を基に、昨年の北太平洋漁業委員会におきまして、小型魚の分布が多い海域でのサンマ漁業を抑制する措置の導入について合意がなされております。
このように、サンマにつきましては、従来からの我が国の水域内での管理だけではなく、公海域での管理の強化が極めて重要になってきております。このことから、関係各国が加盟しております北太平洋漁業委員会、NPFCにおきまして、日本提案に基づきまして漁船の許可隻数の増加禁止などに取り組んできておりますが、より実効ある措置が導入されるよう関係国に強く働きかけを行ってまいりたいと考えております。
公海漁場で輸出向けに少ない魚種をとっているノルウェーの漁業と、沿岸域や沖合あるいはその他公海域での遠洋漁業も含めた自国民向けの食料供給を中心に多種多様な漁業を行っている我が国の漁業では、漁業の成長産業化といっても、やはり、その成長のさせ方や資源管理の方法が同じではないんじゃないかなと私には思えるわけでございますけれども、こういった点について、再度、大臣の御所見をいただきたいと思います。
日本の排他的経済水域だけじゃなくて公海域、公海域にも資源は埋まっていると、恐らくそうであろうと。じゃ、この部分をどうやってシェアするんですかと、この人類共同の財産であるという部分をどうやってルール化していくかということが非常に重要かなと思います。
また、この協定の対象水域であります南インド洋の公海域では、今のところ、我が国漁業者と環境保護団体の間のトラブルが発生しているということは聞いておりません。 しかしながら、今後ともこのようなトラブルが発生することがないように、水産庁としましても、関係情報の収集、それから関係漁業者に対する注意喚起に努めてまいりたい、このように思っております。
○長谷政府参考人 我が国は、北太平洋公海域における遠洋底びき網漁業と底魚漁業について、二〇〇九年から、操業隻数の上限の設定ですとか産卵期の自主休漁、それから一部海山、海域での操業禁止等の暫定措置を自主的に講じてきているところでございます。
○政府委員(鶴岡俊彦君) 御案内のように、サケ・マスは溯河性魚類でございまして、それぞれの国の母川に起源を有する魚が公海域を回遊してまた母なる川に帰ってくる。そのためにそれぞれの沿岸国がいろんな努力を行っているわけです。 もう御案内のとおりでございますが、日本の場合、日本沿岸に回帰するサケは全量人工ふ化放流したものによっておるわけでございます。
○政府委員(鶴岡俊彦君) 資源についての実態もあるわけでございますけれども、公海におきますいろいろな魚の問題というのは、一般にカツオ、マグロみたいな形態のものあるいはまた底魚みたいに沿岸域と公海域に住むものそれから今回みたいなものがあるわけでございまして、専らその魚の特性に合った対応をしたということだと思います。
○鶴岡政府委員 公海の漁業資源につきまして、沿岸域と公海域を出入りする魚の管理につきましては、沿岸国と漁業国が対等の立場に立って管理するという方針で対応したいと思います。 また鯨につきましても、科学的な知見に基づいた資源の利用という観点から対応していきたいというふうに考えております。